人づくりを通じて海外業務・高品質追及を進めていきます!
お客様と社員のために貢献し、経営理念を実現すること
・・・一人一人が活躍する明るい会社づくり・・・
わたしたち(社長・専務)のミッション(役割)は・・・さらなる一体経営の実現です!
経営者である私たちは、1995年、先に株式会社三恵に入社した兄であり社長の川合康文、2005年に入社した弟で専務である川合敦士の兄弟です。
二人とも町工場の三代目で、お互いに力を合わせて会社を切り盛りしています。
まずは社長である川合康文と会社のかかわりをお話しします。
わたしは入社していきなり「おいアメリカにいってくれ」と父親で当時の社長(現会長)に厳命されました。
理由は「アメリカに工場を造るから」です。
正直「はっ!?」でした。「なにそれ!?」です。
その時の三恵は今と比べると本当に小さな家族経営の町工場「えっまじ!?」、しかし対応するしかほかに術もなく、恥ずかしい話「就労ビザ」のこともよくわかってなく、もう本当にすべてが手さぐりでした。
これが自分の三恵での職業人人生のスタートです。
これを振り出しに、その後も懸命に業務に取り組んできました。
アメリカから帰国後の業務の中心は「品質管理」、自分たちの作るものは人命を支える自動車に使われるものです。それだけに当然要求品質も厳しいものです。
これもやはり手さぐりからのスタート、何とか自分なりに取り組みものにしてきました。
続いて専務である川合敦士と会社のかかわりをお話しします。
わたしも入社していきなり「技術課」に配属されました。技術課とは「金型設計」をする部門です。
当然実践のみ、そして兄がアメリカの工場立ち上げを任されたたように弟の自分は技術課に籍を置きながら初めて会社に導入された機械を立ち上げるという仕事を任されました。周りからの特段の指示や援助もなくそれこそ必死でした。
その時に導入立ち上げた機械が「NC旋盤」という機械です。自分が試行錯誤して立ち上げた機械が今や会社に多数導入されており、その光景を見ると感慨ひとしおです。
このようなわたしたち兄弟の三恵での業務体験・歴史が今の経営活動の原点になっています。
全ての企業活動の原点を「お客様の満足に」におき、高品質で低コストの製品を提供する
モノづくりの面白さ・厳しさ。技術を磨くことの大変さ・大切さ。
そしてなにより教えること・教わることのありがたさ。
なぜならわたしたち兄弟は三恵に入って仕事を丁寧に教えてもらうことがほとんどなく、全て現場での実践を通じて一人で仕事を覚えたからです。
正直大変でした。きつかった。本当にきつかった。
仕事を覚えるのにすべて手探りだったから、たくましさの醸成に役立ったかもしれませんが、この経験がとにもかくにも社員教育に力を入れる今の経営活動につながる原体験であるのは間違いありません。
2008年に前社長(父親 現会長)から兄の川合康文が経営を託され、社長に就任しました。
その5年後、兄を補佐すべく弟の川合敦士が専務に就任しました。
兄弟二人が会社経営を担うようになって、その時に二人一緒に思ったのが「社員一人一人の個性を尊重し創意あふれる明るく活気ある職場をつくる」ということです。
だからこそ職場環境の整備には力を入れていこうとその時に兄弟で誓いあいました。
というのも理屈もさることながら、経営者として最も大切な「心」をどこに置くのかを本音ベースで定めたかったのです。
「何のために」ここの意義が明確でないと、「取引先の要請にこたえて海外進出する」「市場を求めて技術開発のために新しい機械を導入する」といった理屈・論理の側面だけで海外展開や新しい設備導入を決定しても、それだけでは正直とても自分たちの「心」が持たないと思ったからなのです。
なぜなら二人とも「アメリカでの会社設立」や「NC旋盤の導入」にかかわった経験から、海外進出や新規設備投資には途方もない労苦が伴うことがわかっているからです。その労苦に理屈・論理だけでは立ち向かえないことも知っていたからです。
一体、わたしたち兄弟は何がしたいのかを考えに考え、議論を戦わせた結果のわたしたちの価値観、それは「社員のために貢献する」「一人でも多くの社員の雇用と成長に役立つことに懸命に取り組む」。この言葉です。
すなわち経営理念 「一人一人の幸せと生きがいを追及して努力精進し社業の発展をもって広く社会貢献する」の実現を根拠とすることでした。
この気持ちが持てて、インドネシアでの工場設立という重大な経営意思決定ができたのです。
だからこそ経営者として一番大切しているのは人づくり!
一番の経営活動は社員教育と思い取り組んでいます!
それこそ基本理念にある「一人一人の個性を尊重し、創意あふれる明るく活気ある職場をつくる」ことの実現に愚直に取り組んでいます。
今も日本・アメリカ・インドネシアの地で社会に役立つ高品質で低コストの製品を全世界に供給すべく、三極体制で自動車部品製造に懸命に取り組んでいます。
今後取り組んでいきたいのは「さらなる一体経営の実現」です。
今当社にはこれまでの三恵を支えてくれた人間・今の三恵を支えてくれている人間・そしてこれからの三恵を支えてくれる人間がいます。
ここまでを支えたくれた人たちや技術をベースにここからの発展を目指すため、わたしたちは「一人の知恵よりみんなの知恵」を合言葉に全員で知恵を出し合いながら活動しています。
そしてそのような知恵を出し合える組織風土を何よりも大切にしています。
私たちが身を置く自動車業界も激動の時代、これからのモノづくりに求められるものはいろいろなことへの「高度な対応」。わたしたちは挑戦し続けます!